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今まで登った山で一番キツかった山ってどこですか?
今まで何回も聞かれた質問です。
登山を始めて5年。
それなりの回数登山に行ってると思いますし、キツい山も行っていると思います。
日帰りと泊りでは種類や感覚が違う気がするので、今回は私が今まで登った中でキツかった日帰りの登山コースを5位から1位まで紹介していきます。
今まで登った中でキツかった登山コース
5位 空木岳
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空木岳山頂付近
正直舐めており、空木岳の大変さをあまりわかっていない状態で登ってしまいました。
累積標高2,200mって下山してから知りました。
ただただ空木岳に登りたいという一心で・・・。
まぁでも、念願の空木岳に登れたということで満足しました。
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空木岳登山記録 ※Garmin Connectより引用
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目印がSalomon TJARのコースだからかな?
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空木平避難小屋
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山頂のみ、展望なし
4位 甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根コース
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黒戸尾根の象徴 二つの剣
甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根コースは日本三大急登(甲斐駒ヶ岳、谷川岳、烏帽子岳)のひとつであり、その中でも群を抜いてキツいと言われているコースです。
キツいコースとして有名で、黒戸尾根に挑戦したいという変態登山者さんも多くいるそうです。
私もその一人でしたが・・・。
日本三大急登と謳っている通り、山頂までずーっと急登です。
挑戦という意識でしっかり準備して登ったということもあって登頂できました。
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こんな大変なコースなのにトレランの人が多いです。
抜かれるたびにバケモンかと思いました。
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甲斐駒ヶ岳黒戸尾根コース登山記録 ※Garmin Connectより引用
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登山口、駒ヶ岳神社の橋 これを渡ると始まる・・・
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甲斐駒ヶ岳山頂付近
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甲斐駒ヶ岳山頂からの仙丈ヶ岳
3位 剣岳 早月尾根コース
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早月尾根の登山口 キツさを物語っている・・・
日本を代表する岩稜帯の山であり、日本トップクラスで難易度の高い剱岳。
剱岳の早月尾根コースは北アルプス三大急登(燕岳、烏帽子岳、剱岳)のひとつであり、断トツで最もキツいコースです。
よく甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根コースと比較されますが、難易度やキツさは同レベルでしょう。
個人的には鎖場やはしごが多い分、黒戸尾根より大変だったと感じました。
剱岳に登る際は、早月尾根でも別コースでもヘルメットは必ず持参しましょう。
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剱岳早月尾根コース登山記録 ※YAMAPより引用
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早月尾根の登山口には名言がたくさん
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早月小屋
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険しい鎖場 これが多数あります。
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剱岳山頂
2位 笹山、広河内岳縦走
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笹山山頂から塩見岳
元々は笹山単体で登山する予定でした。
笹山単体であれば標高差は約1,900m、コースタイムは約8時間半です。
キツいけど黒戸尾根や早月尾根ほどではないなという印象です。
これが広河内岳まで行くとなると、まぁキツいです。
なぜ広河内岳まで行ってしまったか。
全ては笹山山頂からの景色が悪いです。
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富士山や南アルプスが全部見えるパノラマビューの絶景。
広河内岳や農鳥岳、北岳まで続く遮るもののない稜線。
さらにマイナーな山なので、人が少なくその絶景を独占状態。
自然と足が進んでいました。
後悔はしていません。
疲れましたが。
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笹山、広河内岳縦走登山記録 ※YAMAPより引用
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笹山山頂から富士山
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笹山山頂はひらけた空間とパノラマビュー
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富士山を見ながら歩く稜線
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広河内岳山頂 先には農鳥岳
1位 丹沢山系ロングコース
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蛭ヶ岳山頂 富士山が目の前に
山仲間から以下のようなお誘いLINEが。
・・・0時スタート?
えっ、ちょっ・・・えっ???
というわけで、丹沢山系のロングコースです。
出発0時だし、ほとんど寝れず。
しかも暗いので神経使います。
大倉から丹沢山辺りまでが登りがキツく、最も大変でした。
丹沢山系は雪が少ないですが、2月ですのでさすがに雪ありました。
それほど深い雪ではないので、雪のある所は軽アイゼンを使用。
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そもそも12本アイゼンじゃ重いしキツすぎてムリ。
日帰りではこれが断トツでキツかったです。
でも、この行程クリアできたという達成感はめちゃくちゃあります。
下山直後はみんな死んだ顔してたんですけどね。
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下山後は西丹沢ビジターセンターからバスで新松田駅へ行き、
タクシーに乗り換えて大倉登山口まで車を回収しました。
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丹沢山系ロングコース登山記録 ※YAMAPより引用
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丹沢山山頂 この辺りでようやく明るくなってきた
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丹沢山山頂 雪
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常に富士山を眺めながら歩きました
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ミツマタのつぼみ 3~4月の西丹沢はミツマタの群生地です
番外編
鳳凰三山 ドンドコ沢コース
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山頂付近の砂漠
黒戸尾根や早月尾根を登った後だったので経験値と体力が付いたのか、キツかったけど上記のランキング程ではないと感じたので番外編にしました。
が、標高差やコースタイムを見てもらえばわかる通り、十分キツいです。
鳳凰三山は南アルプスの中でも人気があり登っている人も多いですが、キツい山だという認識を持って登山すべきでしょう。
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地蔵の集合 ちょっと不気味・・・
風が強い雪山
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過酷な雪山
これはキツいの種類が違うかもしれませんが、紹介しておきます。
雪山は風が強いと体感温度が一気に下がります。
私がそれを強く実感したのが12月に登った中央アルプスの木曽駒ヶ岳。
そもそも木曾駒ヶ岳は標高2,956mもあり、寒いのは当然です。
その日は風が強く、山頂では目も開けていられませんでした。
手先足先は冷たくて痛く、身体も冷え、終始帰りたいと言ってた記憶があります(笑)
同じ山でも雪山というだけでキツさが全然変わってくるので、雪山登山する場合はとにかく入念に準備してから行くようにしてください。
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木曽駒ヶ岳からの景色 雪山の景色は本当に素晴らしい
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千畳敷カール 登りキツい
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決死の思いで撮影した木曾駒ヶ岳山頂標識
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富士山
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富士山山頂
日本一標高が高い富士山。
シーズンになると登山をしない人でも登るので、誰でも登れそうな山だと思うかもしれません。
そんな富士山ですが、個人的には意外とキツくて疲れるという印象です。
その理由が地面にあります。
砂走や大砂走と呼ばれる、砂で覆われている道があります。
登りだと全然前に進まないし、下りはスピードが制御できなくて疲れます。
それに靴に砂が入ったり顔に砂がかかったりと不快なことが多いです。
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富士山は山頂まで景色があまり変わらないので長くてキツと感じやすいです。
そもそもコースタイム長いですしね。
しかし、やはり日本一の山。
山頂では火山の雄大な景色が見られますし、何より日本一高い場所にいるという達成感や優越感は他の山では味わえないでしょう。
登山をしている身としては、一度は登っておきたい山だと思います。
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道中からの富士山
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山頂からの景色
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山頂の火口 なんとも雄大な・・・
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砂の道 斜面はしんどい・・・
終わりに
なぜキツい登山コースに行くのか。
私の場合、挑戦と達成感を求めて行くことが多いです。
今の自分ならここは行けるかも、挑戦してみたい、とか。
それが登れた時の達成感は病みつきになります。
この達成感があるからキツいコース行こうってなっちゃうんですね。
我ながらドMだと思います。
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ただし、キツい登山コースはそれ相応に危険が伴います。
スタミナ切れもひとつのリスクですし、それで帰れなくなってしまっては目も当てられないです。
キツいコースに行く場合は登山計画を作って登山届を出し、無理そうなら引き返すことも計画段階で考慮して、自分の体調と相談して挑戦しましょう。
それでは!
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