エモい写真を撮る方法

写真

インスタなどでよく見かける、エモい写真。
言葉はよく聞くけどエモい写真って何なんでしょうか?
また、どのようにすれば撮れるのでしょうか?

今回はエモい写真について話していきます。




エモい写真とは?

”エモい”とは英語のemotionalを略してできた言葉で、感動的、情熱的、心にしみるなどといった意味があるようです。
その為エモい写真とは感動的な写真、ステキな写真などといったところでしょうか。
要するに・・・いい写真ということです。
とても主観的ですね(笑)

インスタなど写真を披露する場が多くあり、エモい写真というのは現代に広く浸透しています。
”エモくて映える写真を撮る方法”というタイトルの著書なんかもありますね。
どうせなら自分でもエモい写真を撮ってみたいですね。

エモい写真を撮る方法

背景をぼかす

被写体にピントが合っており背景がボケていると、主役が際立ちます。
またボカすことで、やわらかい雰囲気を作ることができます。

蝶を主役に背景をボカす

背景をボカす方法はいくつかあります。

  • 被写体と背景の距離を離す
  • F値(絞り値)を小さくする
  • iPhoneカメラのポートレートモードを使う(人物写真のみ)

写真と背景の距離を離す

被写体と背景の距離が離れていると写真はボケやすくなります。
写真をボカしたい場合は背景に空間を作るとよいですね。
外ならこの状況は作りやすいですが、狭い室内だと難しい場合があります。
また、カメラと被写体の距離は近いほうがよいです。
(カメラ) - (被写体) ———————- (背景)

F値(絞り値)を小さくする

F値と呼ばれる値を小さくすると背景がボケやすいです。
(スマートフォンのカメラではできませんが・・・)
F値はレンズによって範囲があります。
F値がより小さくできるレンズのほうがよりボカしやすいですが、その分値が張ります。
単焦点レンズであればF値が小さくても比較的手ごろな価格で手に入るので、写真をボカしたい人は検討してみてもいいかもしれませんね。

iPhoneカメラのポートレートモードを使う(人物写真のみ)

最近のiPhoneカメラではポートレートモードという撮影方法があります。
ポートレートとは人物写真の事で、そのモードは人を美しく撮るための機能です。
人を被写体として撮ろうとすると、iPhoneが人を検知して人以外の背景部分がボケます。
これは人物写真限定ですが、iPhoneを持っていて人を撮るときは使ってみると面白いです。

逆光を利用する

逆光は人の顔が暗くなってしまうなど、一般的には避けられます。
しかし、逆光をうまく利用することで写真をエモくすることができます。

太陽の光はとても強いので、そのまま取ろうとするとうまく撮れないことが多いです。
しかし、以下の方法を使うと太陽の光が写真に良い影響をもたらします。

  • 太陽を隠す
  • 水に反射する太陽の光を撮る
  • あえて強い太陽光を直接写し、幻想的な写真に仕上げる

太陽を隠す

太陽を被写体で隠すことで、強い光を和らげることができます。
光の幻想的な雰囲気は生かしたまま、主張しすぎないようにすることでバランスよく写真を映えさせることができます。

すすきの葉で太陽を隠す

雲で太陽を隠す

水に反射する太陽の光を撮る

水に反射する太陽は絶好の被写体です。
直接太陽を撮るより光は弱く、また水に反射するとキラキラ光るのでとてもきれいです。

光の空間に向かう船

菜の花の副題に水に反射する光

あえて強い太陽光を直接写し、幻想的な写真に仕上げる

太陽の強い光を直接カメラで写すと、フレアやゴーストといった現象が発生します。
フレアとは、強い光により写真全体が白っぽくなりぼやけること。
ゴーストとは、カメラ本体やレンズに内で強い光が反射することで写真に円形のものが写ってしまうことです。
これらは嫌われることも多いですが、上手く利用して写真を生かすこともできます。
個人的には幻想的になるため好きです。


フレアで写真全体が淡くなる

ゴーストにより写真の隅の色が変わっている

被写体をあえて小さくとる

広々とした空間に人がポツン、と写っている構図、かわいくないですか?笑
引きの写真とも言いますが、被写体をあえて小さく撮ることでかわいらしい写真になります。
この場合、広い空間で撮るのがポイントです。

引きの写真①

壮大な山と座り込む人々

玉ボケを作る

これはデジタルカメラ限定の話です。
また、レンズはF値が大きい写真のほうが玉ボケを作りやすいです。
玉ボケは光が反射している葉っぱや夜景のライトなどで作りやすいです。
夜景などでは光の色によって玉ボケの色も変わってくるので、色鮮やかできれいな写真が撮れるのもよいですね。

樹氷と玉ボケ

焚火の火の粉を玉ボケに

車のライトを玉ボケに

レタッチしてエモい写真を作る

レタッチとは写真編集の事です。
編集をすることでエモい写真を作ることができます。
ここではiPhoneにて無料で簡単にできる方法を見ていきましょう。

露光を調整する

露光とは写真全体の明るさだと思ってください。
写真を明るくすることで幻想的な写真ができたり、逆に暗くすることでクールな写真を作ることができます。
また、暗くなりすぎた写真や明るくなりすぎた写真を、露光を上げることで救うこともできます。
ただし、あまりにも明るすぎたり暗すぎたりすると救いきれないので注意が必要です。

露出を上げると明るくなり、下げると暗くなる

コントラストを調整する

コントラストとは、写真の明暗差の事です。
コントラストを強めるとはっきりした写真を作ることができます。
逆に弱めるとやわらかい雰囲気になります。

コントラストを上げると明暗差が大きくなる

コントラストを強めて苔を際立たせる

フィルム写真風に仕上げる

フィルム風の写真もレタッチで作ることができます。
(あくまでフィルム風です。)
私がよくやる方法としては、
・露光:高める
・コントラスト:下げる
・色温度:高める(オレンジ色を強める)
・色かぶり:下げる(緑色を強める)

暖かみを上げると全体がオレンジになり、下げると青くなる。

色合いを上げると全体が紫になり、下げると緑になる。

この項目をいじるだけでも、やわらかく暖かみのあるフィルム写真に雰囲気を近づけることができます。

フィルム風に仕上げた菜の花

終わりに

構図やボケ、光などを自在に操ることでエモい写真を撮ることができる可能性は高くなります。
それがすべてではありませんが、これらを意識できると写真の幅がガラッと変わりますので、ぜひ意識して撮影を楽しんでみて下さい。

それでは!




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