【曇り登山】曇りで展望がない時の割り切り方【ガスった】

登山

登山において最もショックなこと。
それは、登ったのに曇って展望がなくなることです。
天気予報が元々曇り予報であればまだしも、晴れ予報なのに登ってみたら雲の中だったなんてショックなことこの上ないです。
が、悲しいことに登山ではとってもよくあることです。

今回は曇った時に割り切る考え方について話していきます。




曇った時の割り切り方

幻想的で良い

曇っていると、晴天時のような広大な絶景はないかもしれません。
しかし見方を変えれば、幻想的かつ神秘的な景色を見ることができます。
派手ではないけど、晴天時とは違った静かで自然の神秘を感じる景色。
山頂や稜線のような普段展望のよい場所ではなく、木々に囲まれた森林の中のほうがより雰囲気があって私は好きです。

心の目で景色を見る

山頂に着いて、展望がなかった。
そんなときは目を閉じて、心の目で周囲を見渡してみましょう。
そこには青い空、周囲の山々、大自然の絶景が広がっているはず。
事前に山頂から見える山々を調べておけば、あっちに見えるのはあの山だ!などと楽しむことができますね。
まぁ、むなしくなると思いますが。

山頂に到達できたからオッケー

景色よりも達成感や制覇を目的とする人はこのような考え方をすることがあります。
展望はないけどとりあえず山頂に到達できた。
日本百名山を制覇したくて、とりあえずひとつクリアできた。
登り切れて達成感がある、気持ちいい、などなど。
山頂に到達することが目的のピークハンターや百名山ハンター、身体を動かすことが目的の人などにとっては展望が無くても割り切りやすいかもしれませんね。

雨が降らないだけよかった

曇りの時は展望というご褒美がなく悲しいですが、登りやすさという点で見ると晴天時とあまり変わりません。
視界は悪いですが、直射日光がなく暑すぎないなどのメリットもあります。
しかし雨が降ると登りやすさは激減します。
濡れて気持ち悪い、寒い、足元が悪い、視界が悪い、などなど。
ケガや命の危険性も高くなるので、雨天時は登山したくないものですね。
曇りだけで済めば、雨が降らなくてまだよかったと割り切ってしまいましょう。

また来ればよい

山は数年で移動することもなければ、形を変えることもありません。
その時曇りで満足できなくても、別のタイミングでまた登ればいいのです。
同じ山に何度登ってもいいわけですからね。
噴火レベルによる規制や台風の被害などで一時的に登れなくなる山はあります。
しかし永遠に登れないわけではありませんので、タイミングを見計らえばまた登ることができるはずです。
山は逃げませんので、次の楽しみに取っておきましょう。

曇っているからこそ見れる景色

霧がかった幻想的な景色

先ほど話したことの繰り返しになりますが、霧がかった幻想的な景色は曇っているからこその景色です。
展望はないけど静寂で幻想的な景色。
静かな雰囲気や物寂しい雰囲気が好みの人はきっと好きになれると思います。

滴る水滴

曇っていると空気中の水分が植物などに付着し、水滴が滴ります。
これが神秘的で美しいです。
水滴るものの中で私は葉、苔、くもの巣が特に好きです。
葉は水滴が乗って光ったり反射して宝石のよう、苔は湿っていると艶やかで、くもの巣に小さい水滴がたくさん付着してるところはアートのようです。
水が関わるものは美しいものや写真映えするものが多いので、湿気の多い曇った山の中はそれらの宝庫と言えそうですね。

 

ブロッケン現象

ブロッケン現象とは背後の太陽の光が霧などによって拡散され、自信の影が虹の輪のようなものに囲われて見える現象です。
この現象が起こる条件はいくつかあり、曇っているからといって毎回見れるものではありません。
実際、私は5年間登山を続けていますがブロッケン現象を見たのはたったの1回のみです。
見たとき本当に感動しました。
滅多に見ることができない景色ですが、だからこそロマンがありますね。

終わりに

山の中で曇ってしまったら確かにショックではあります。
だからといってその登山が楽しくないなんて思わないでほしいと思います。
曇った時でもうまく割り切ったり、むしろその状況を楽しめるような登山ができるといいなと思います。
それに、曇りは曇りで良い面もあり、一概に良くないとは言えません。
曇っているからこそ見れる景色もあるため、曇りも捨てたものではないなと思っています。
実際、私は霧がかった北八ヶ岳の苔の森が好きで、その幻想的かつ神秘的な景色は曇っている時でしか見られないと思っています。
天気が変わりやすい山なので、急に曇ってしまうことは免れません。
そんな状況でも自分なりに登山を楽しんで欲しいと思います。

それでは!




Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました