登山でやらかした10個の失敗【前半】

登山

登山歴5年。
登った山の数は150座以上。
これだけ登っているので、その分数多くの失敗をしています。

よく生きているなと思う・・・(笑)

今回は私がやらかした失敗談を話していきます。

 




道迷い

登山をやっていると一度はやらかすであろう、道迷い。
山の中は道が分かりづらく、道に迷いやすいです。

有名な山できちんと整備されている山は道を間違えにくいですが、そうでない山はいつのまにか正規ルートから外れていることがあります。

失敗談

私は比較的マイナーな山を1人登っているときに道に迷ったことがあります。

難易度は高くない山でした。
しかし紅葉の時期で登山道が落ち葉に覆われており、コースが分かりづらかったのです。

山頂まではすんなりたどり着き、来た道をそのまま戻るピストンで帰ろうとしたのですが、道を間違え全く違うコースを歩いてしまいました。

迂回して元のコースに戻ろうとするもなかなか戻れず、気付いたら急斜面を四つん這いになりながらよじ登っているという始末です。

いつのまにこんな崖よじ登っているんだろうか・・・。

なぜそうなったかというと、その時地図をダウンロードしていなかったのです。
道間違いに気づいたときも道を修正できず、どんどん変な道に入ってしまったのです。

幸い登山道は弱いながらも電波が届き、何とか地図をダウンロードして来た道に戻ることができました。

マイナーな山だからか、人に会うこともなかったのでめちゃくちゃ恐かったです・・・。

人間に会った回数とシカに会った回数同じだった。

結局標準コースタイムを大幅に超えての下山となりました。

反省点はたくさんありますが、とにかく地図を用意し、こまめに確認しながら登山をしなければならないと強く思いました。

反省点

・地図を用意する。こまめに地図を確認しながら登山する。
・迷ったときは無理に迂回しようとせず、来た道を戻る。
・マイナーな山に行くときは道が分かりづらい事があるため、前準備を入念にする。
・一人で登山するときは特に準備を入念に。
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食料不足

登山はたくさんのエネルギーや水分を消費するため、食料や飲み物は必ず用意しなければなりません。

足りなくなるとシャリバテ(エネルギー不足で身体が動かなくなる症状)や脱水症状を起こす可能性があり、非常に危険です。

失敗談

仲間の話ですが、複数人で一緒に日帰り長時間コースの登山をしていた時です。
(この時、16時間歩きました・・・ゲロ)

そのレベルの行程になると当然ものすごく大量のエネルギーを消費することになります。
本来ならば朝や昼ごはんの他、エネルギー補給を目的とした行動食を食べながら歩くべきです。

この時4,000kcalぐらいカロリー消費してましたからねぇ(笑)

しかし、行程に対して持参した食料がはるかに少なかったのです。

食料が尽きてしまいましたが、先へ進まなければなりません。

歩いていると顔色が悪くなってきて、口数も減り元気がなくなっていました。

同行した仲間が多く食料を持参していたので、それを分けてもらいなんとか無事に下山できました。

シャリバテこわい・・・と思いました。

反省点

・食料や水分は必要量より多めに持参する。
・行程が長い時はより多めに持って行く。山小屋などで補給で着ないときは特に。
・コメやパンなどの炭水化物はエネルギーになりやすい。
・行動食は軽くて高カロリーなものを持って行く。ナッツや柿の種、チョコレートなど。

水場の枯渇

登山道には水を補給できる水場というものがあります。

水場があると途中で水を補給できるので、水を大量に持ち歩かなくてよいから楽できると思いますよね。

水場の場所は山岳地図に記載されていたり、インターネットにも水場の情報があります。

ただ、水場は時期によって枯渇していたり凍っていたりで水がない場合があります。
特に秋冬はその可能性が高いですので、注意が必要です。

失敗談

10月の終わり、1人で1泊2日の登山をしているときのことです。
ルートの途中にある避難小屋に宿泊する計画をしていました。

その避難小屋は水場があるので2日目分の水をその小屋で補給し、またその水でカップラーメンを夕飯として食べるつもりでした。

実際にその避難小屋に行くと、なんと水場が枯れているのです。
当時、10月の終わりは水が枯れやすい時期ということが頭になかったのです。

次の日も長い行程を歩かなければいけないのに、水はほとんど使ってしまった。
食事もカップラーメンがメインだったので水を使わないと食べれない。
しかも、自分以外誰もいない。

枯れている水場を見て呆然としてしまいました。

水無いんだけど・・・えっ、生きて帰れるの?
(当時本気でそう思いました。)

幸い、小屋から離れたところにもう一つ水場があり、そこはちょろちょろと微量の水が出ていました。

安心で泣きそうになりました(笑)
長い時間をかけて水を溜め、何とか帰ってくることができました。

反省点

・水場があるから持参する水の量は少なくていい、と過信しない。特に秋冬は水場が枯渇したり凍っている可能性がある。
・必要量より余分に水を持参する。
・水を使う食べ物がある場合はより一層注意する。行程によっては水のいらない食事も用意しておく。

靴擦れ

登山中はずっと歩いているため、靴擦れすると常に痛くて最悪です。
新しい靴や合わない靴を履くと靴擦れしやすいです。

また雨や蒸れで皮膚が湿ってやわらかくなると靴擦れしやすかったりと、登山は靴擦れしやすい条件がてんこ盛りですね・・・。

失敗談

足に合わない登山靴を、デザイン重視で購入してしまいました。
一応試着はしたものの、他の靴と比較したわけでもありません。

カッコいい!しかも予算内!買いだー!

いざ登山で履いてみると、開始早々に踵が靴擦れをしてしまいます。
歩いていると痛みが強くなり、しかも一歩一歩進むたびに痛みが走るので登山を楽しむどころではありません。

それでもデザインは気に入ってるし、それなりにいいお値段の買い物なので何とかして履こうとしていました。
靴下を2重に履いたり、靴擦れしやすい場所にワセリンを塗ったり絆創膏を貼ったり。

しばらくの期間履き続けていましたが、ある時そこまで苦労して履く必要があるのか?と思ってしまったのです。

半ば嫌々履いていましたし(笑)

結局その靴は手放し、今では入念に試し履きをして足に合う靴に買い換えて快適登山をしています。

反省点

・足に合う登山靴を購入する。デザインだけで選ぶのは危険。
・靴擦れすると、一歩歩くたびに激痛。登山を楽しめない。
・絆創膏やワセリンなどである程度靴擦れ対策はできる。
・履き慣れないうちは靴擦れしやすいので、軽い山で履き慣らすべき。
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走って足を痛めた

登山は思っている以上に身体、特に足腰に負担がかかります。
重い荷物を担いで長時間斜面を歩くので当然ですね。

ただ、素敵な景色と走りやすそうな道が合わさると、走り出したくなります(笑)
急に走ると足を痛めるので気をつけましょう。

失敗談

トレランをした時の事です。
その日は早朝に軽くトレランをし、その後登山をするという一日でした。

普通に頭悪い(笑)

トレランを終え、その後の登山で足に違和感を感じ、さらに歩いているうちに痛みが強まりました。
なんとか歩いて帰ってきたのですが、無茶はやめようと思いました(笑)

 

トレランも登山も足に相当負担かかるからね。

ちなみに腸脛靭帯炎(通称ランナー膝)という、無理しすぎで膝が痛くなる症状でした。
長距離ランナーが発症しやすい症状ですが、登山やトレランでもよく見られます。

その後数日間は痛みが続きましたが、安静にして痛みが引き、登山を再開できるようになりました。
今では日々足腰を鍛えたりストレッチをして足をケアしています。

反省点

・無駄に走らない。
・無茶しない。
・足腰を鍛える。
・ストレッチや筋膜リリースをしてケアする。
・鎮痛剤(ロキソニンなど)やテーピングを持参する。ただし、使わないのに越したことはありません。
・山を走りたい、トレランをしたいときは荷物を軽量化し、トレランのスタイルで走る。

 

後編へ続く

登山でやらかした10個の失敗【後編】 | 登山と写真のあれこれ
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