泊まり登山ってどうしたらいい?
何を準備すればいい?
泊まり登山は日帰り登山に比べて準備するもの、考えることが多いです。
計画や準備をするときに悩みごとが色々出てくるのではないでしょうか。
今回は泊まり登山で気になる事についてお話していきます。
食料は何をどのくらい持って行く?
軽量化したいけど、せっかくの山だしおいしいもの食べたい・・・。
私の場合、登山の目的によって何を持っていくか変わります。
長期縦走の時は軽量化とエネルギー補給を重視しますし、料理をするときは重さなど気にせず食べたいものを持って行きます。
山小屋で料理を注文することもできるので、その分持参する食料を減らすことができます。
泊まり登山は想定外のことが起こる可能性が高いです。
食料不足でシャリバテを起こすと危険なので、1食は余分に持って行きます。
水はどのくらい持って行く?
水って一番重いし、たくさん持って行きたくない・・・
水は間違いなく必需品なので、重くても最低限は持って行きましょう。
水が補給できる場所(水場や山小屋)があれば、それを考慮して水の量を調整すればよいでしょう。
ただ私の経験上、それをあてにしすぎるのも怖いと思います。
泊まり登山で事前に調べておいた水場が枯渇していて水不足に陥ったことがありますので・・・。
着替えはどのくらい持って行く?
少しでも荷物を減らして軽量化したいけど、できれば毎日着替えたい。
人それぞれ考え方は違いますが、私の場合は以下の通りです。
汚れや汗が気持ち悪かったりにおいが気になるという方もいますが、下山後のお風呂を心待ちにして我慢します。
2泊3日以上ではインナーや下着のみ持って行きますが、アウターやズボンは毎日同じものを着用します。
ぶっちゃけ登山で人のにおいを気にする人ってあんまりいません。
自分だって同じですから(笑)
もちろん、人それぞれ考え方は違います。
インナーと下着は持って行く人も多いですし、寝るときのパジャマは持って行く人もいます。
ですが、荷物を減らしたいということは共通認識です。
かさばらないように限定して持って行くのがよさそうです。
荷物の重さは何㎏ぐらい?
軽さは正義!!
私の場合、15kgを超えるとすごくしんどいです。
20kg以上背負う人もいますが、尊敬します・・・。
UL(ウルトラライト)と呼ばれる軽量化ギアが流行っている昨今、そんなに重くしなくても・・・(笑)
いつも大体このぐらいになります。
もっと減らせないだろうか(笑)
トイレはどうすればいい?
山小屋の場合
基本的には山小屋のトイレを利用します。
ただし、場所によっては簡易トイレを使用しなければならないこともあります。
私の経験した中では塩見岳の塩見小屋はトイレはありましたが大便禁止でした。
そのため小屋で簡易トイレが支給されました(簡易トイレブースはあり)。
くれぐれも紙を便器に流してしまわないように!
テント泊の場合
山小屋併設のテント場であれば山小屋のトイレが利用できます。
山小屋泊の場合より利用料がかかる可能性が高いので、100円玉は用意しておきましょう。
利用方法は山小屋と同じです。
山小屋併設のテント場じゃない場合、トイレが無い可能性があります。
そんな時は以下のような準備をしましょう。
小便をジップロックやペットボトルの中に直接するという強者もいます(笑)
歯磨きってできるの?
歯だけは毎日磨きたい・・・
山で歯磨きする場合、歯磨き粉は使用禁止です。
基本的に山で人工物の液体を流すのは環境的にNGなので、こればかりは仕方ないです。
磨かないよりはマシと思いましょう。
お風呂には入れるの?
基本的にはお風呂は入れないと思ってください。
山小屋泊だろうと、ほとんどの山小屋では宿泊者用のお風呂はないので下山まで我慢です。
個人的に、登山中お風呂に入れなかった分下山後の温泉はより一層スッキリするのでそれはそれで悪くないなと思っています。
お風呂がある山小屋もあります。
お風呂に入れる山小屋というだけで珍しいですし、ポイントめちゃ高いです。
また場所によっては野外温泉に入れる場所もあります。
登山で疲れた後に絶景を見ながら温泉で癒すなんて・・・贅沢すぎる。
山のお風呂は身体をキレイにするというよりは癒すという認識ですね。
山小屋泊、テント泊どっちのほうがいい?
山小屋泊もテント泊もそれぞれ良さ、悪さがあるので一概にどちらのほうがいいとは言えません。
その時の気分や登る山に応じて選べばよいのではないでしょうか。
私の場合、基本はテント泊です。
テント装備を持っていたらテント泊のほうがはるかに安価なので。
山小屋を選ぶときは泊まりたい山小屋があるときか冬季です(冬季のテント泊はしません)。
終わりに
山に泊まるということは街のホテルに泊まるのとは全然違い、考えることやできないことが多かったりと不便なこともあります。
しかし、それも山に泊まる醍醐味でしょう。
そして大自然の中に泊まるという体験、山の絶景、朝日や夕日、星空など、山に泊まるからこそできることもたくさんあります。
考えることは多いですが、ひとつひとつクリアしてぜひ泊まり登山を楽しんでください。
それでは!
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