登山する人の憧れ、日本アルプス。
夏が近づくとアルプスに登りたくてうずうずします笑
それだけアルプスって素晴らしいんです。
でも、アルプスって難易度高くて危険なんじゃないの?
初心者じゃ厳しいんじゃないの?
と思う方もいるかと思います。
確かに険しい山が多いですが、難易度低めの山もあります。
今回は、初めて日本アルプスに登る人におすすめの山を紹介します。
初めてのアルプスにおすすめの山
北アルプス
乗鞍岳
・標高 3,026m
・登山口 畳平山頂駅(乗鞍観光センターからバスにて畳平山頂駅まで)
・コースタイム 約3時間
乗鞍岳はアルプス入門にピッタリの山であり、また登山初心者にもおすすめの山です。
標高は3,000m以上ありますが、標高2,702mまでバスで行けるため、往復3時間程で登山することができます。
コースタイムは短いですが、標高3,000mを超えるため非常に寒いです。
また、登山道が岩やがれきでゴツゴツしているため、油断せずに登山してください。
焼岳
・標高 2,455m
・登山口 中の湯
・コースタイム 約5時間
焼岳は北アルプス南部に位置する活火山です。
山頂からは南に乗鞍岳、北に穂高や北アルプスの山が連なる景色を拝めます。
焼岳の山頂は北峰と南峰に分かれますが、活火山ということから南峰は危険であり立入り禁止となっております(2021年5月時点)。
登山口はいくつかありますが、最も手軽なコースが中の湯からスタートするルートです。
コースタイムは約5時間と、他の北アルプスの山々と比較すると登りやすいです。
登山口が温泉の近くなので、下山後すぐに温泉に入れるのも良いですね。
山頂付近 温泉の匂いが漂う
山頂より穂高を眺める
唐松岳
・標高 2,696m
・登山口 八方池山荘(白馬八方尾根スキー場よりゴンドラ乗車)
・コースタイム 約6時間半
唐松岳は北アルプス北部に位置し、白馬八方尾根スキー場よりゴンドラに乗車して登山口に向かいます。
途中の八方池は晴れていると池に白馬岳が映り込み、それはそれはものすごい絶景です。
山頂からも白馬岳や立山、剣岳といった北アルプス北部の山々が見渡せます。
コースタイムは6時間半と、十分に日帰りできる行程です。
しかし、ゴンドラの乗車時間がありますので(時期によって異なる)、余裕のある計画を立てましょう。
燕岳
・標高 2,763m
・登山口 中房温泉
・コースタイム 約8時間半
燕岳は北アルプスの女王と謳われており、また北アルプス入門としてよく紹介されている山です。
ただし、燕岳の合戦尾根は北アルプス三大急登のひとつに数えられており、急登を登らなくてはなりません。
またコースタイムは8時間半と、日帰り可能ではありますがキツイ登山にはなるでしょう。
ただ、燕岳は合戦小屋や燕山荘など山小屋があり、絶景や見所もたくさんあるので、泊まりで余裕をもって行くのもおすすめです。
イルカ岩
燕岳山頂を眺める
↓参考記事
中央アルプス
木曽駒ヶ岳
・標高 2,956m
・登山口 千畳敷駅(駒ヶ岳ロープウェイにて千畳敷駅まで)
・コースタイム 約4時間
木曽駒ヶ岳は中央アルプス最高峰の山であり、山頂からは御嶽山やアルプス、晴れていれば富士山まで見渡せます。
途中の千畳敷カールは登りごたえのある急登で大変ですが、春夏は緑や花々、秋は紅葉などどの季節でも絶景を楽しむことができます。
コースタイムは4時間程と、比較的登りやすいです。
途中に宝剣岳との分岐がありますが、宝剣岳は難所の山なのでアルプス入門者のうちは立ち入らないようにしましょう。
駒ヶ岳ロープウェイ
千畳敷カール
↓参考記事
南アルプス
※この記事は2021年5月に書いています。
2021年は北沢峠までのバスは運行休止の為、参考程度に留めておいてください。
仙丈ケ岳
・標高 3,033m
・登山口 北沢峠(バスで広河原から北沢峠まで)
・コースタイム 約7時間
仙丈ケ岳は南アルプスの北部に位置する山で、標高は3,000mを超えます。
花の百名山のひとつでもあり、様々な高山植物を鑑賞することができます。
登山口の北沢峠はお隣である甲斐駒ヶ岳の登山口でもあり、こもれび山荘または長衛小屋に1泊して2座行くのも楽しいですね。
仙丈ケ岳山頂に向かう
ライチョウに遭遇
甲斐駒ヶ岳
・標高 2,967m
・登山口 北沢峠(バスで広河原から北沢峠まで)
・コースタイム 約7時間
仙丈ケ岳の隣にある山で、こちらは岩でゴツゴツした雰囲気の山です。
その特徴から仙丈ケ岳は女性的、甲斐駒ヶ岳は男性的な山と謳われます。
岩のゴツゴツした雰囲気や山頂からの眺めは、何とも雄大です。
甲斐駒ヶ岳は岩でゴツゴツしている分、捻挫などケガのリスクが高まります。
コースタイムも7時間程あり、疲れた時にケガが起こりやすいので慎重に登山してください。
山頂付近
終わりに
日本アルプスのような高山が並ぶ山域でも、登ることができる山はあります。
どれも景色や雰囲気など素晴らしいので、ある程度経験を積んだらぜひアルプスデビューをしてみて下さい!
ただし、アルプス入門の山とはいえ、やはりアルプス。
高山病や低体温症、浮石によるケガのリスクはあります。
入門だからと言って油断せず、入念な準備をして登るようにしてください。
それでは!
コメント