ソロ登山、何を準備すればいい？

登山者の中にはグループで登る人もいますが、ひとりで登る人もたくさんいます。
ソロ登山に興味があるけど、なかなか踏み出せないという人は多いのではないでしょうか。
本日は、ソロ登山について話します。

ソロ登山のメリット、デメリット
1. メリット
2. デメリット
ソロ登山ですべきこと
終わりに

ソロ登山のメリット、デメリット

メリット

・周りに気を使うことなく、気楽に登ることができる
・物思いにふけったり、じっくり考え事をしながら登ることができる
・行きたい場所やルートなど、自由に決めることができる
・ほかの登山者と仲良くなれる可能性が高い

ソロ登山のメリットは、なんといってもその気楽さにあります。
どの山に行ってもいい。
途中で計画を変更してもいい。
ペース配分に気を使わなくていい。などなど。

登山は何時間も歩くことになるので、一人だと登山中じっくり考え事をすることができますね。
自分の家で考え事をしているとマイナス思考に陥ってしまうという人も多いと思いますが、大自然の中を歩きながら考え事をすると、不思議とマイナス思考にはなりません。
(歩くことでドーパミンが出て、ポジティブになったりアイディアが湧きやすくなるみたいですね)

また、ソロ登山をしているとほかの登山者と仲良くなれる可能性が高いです。
他の登山者に話られやすい、ということもあります。
しかしどちらかというと、自分が長時間人と話さなくてさみしくなるから、そこにいる人に話したくなるんですよね笑
そう思っている人も多いと思いますので、ぜひ勇気を出してほかの登山者に話してみるといいですね。

周りに気を遣わずに考え事をしたい人や、自分の行きたいところに気兼ねなく行きたい人はソロ登山を検討してもいいと思います。

デメリット

・事故時に助けてくれる人がいない可能性がある
・すべて自己責任
・話し相手がいないのでさみしい

ソロ登山のデメリットとしてはやはり危険ということがあります。
グループ登山でも危険は付きまといますが、ソロ登山の時はより危険を感じやすいでしょう。
一番の違いは、助けてくれる人がいない可能性がある、ということです。
事故やけがをしたとき、水や食料が足りなくなったときなど。
こうならない為にも、慣れないうちは人の多い人気の山に行く、持ち物の準備を入念に行うなどの対策が必要です。

また、ソロ登山は行程が長くなるほどさみしくなってきます。
しかしメリットのほうでも述べましたが、他の人と仲良くなるチャンスでもあるので一概にデメリットとは言えないかもしれませんね。

ソロ登山ですべきこと

1　登山届の提出

ソロ登山をする場合、登山届は必ず出しましょう。
(グループ登山するときも基本的には出すべきです。)

登山届とはどの山を、いつ、だれと、どのようなルートで登る予定か、という計画を届けだすものです。
山の登山口に登山届の用紙とポストがある場合がありますので、記入して投函してから登りましょう。
また、ウェブ上で登山届を出すこともできます。
コンパスなどが有名ですね。
ただウェブ上で登山届を出す場合、登山口で出そうとすると電波がない場合が多くありますので、事前に出しておくようにしましょう。

2　家族や友人に連絡

家族や友人などに、いつどの山に行くのかなどを言っておきましょう。
もし登山中に事故を起こしてしまった場合、だれにも連絡していなかったら取り返しがつかないことになるかもしれません。
前もって知り合いに話しておくことでそういった場合に助けてもらえる可能性が高まります。

そもそも、だれにも言わずにソロ登山に行くのは多くの人に心配をかけるのでやめましょう。

3　地図の用意

地図がないとルートがわかりませんし、遭難したときに最悪の場合帰ってこれなくなります。
紙の地図でもアプリの地図をダウンロードするでもいいですが、最悪の場合を避けるためにも地図は必ず用意しておきましょう。

4　撤退の想定

登山はいくら入念に計画していても、計画通りにいかないときはあります。
コースタイムが大幅に遅れている。
天候が悪くなってきた。
体調があまりよくない。
足が痛む。
このような状況を想定して、撤退の想定やエスケープルートを調べておくという対策はしておきましょう。
〇〇時にこの地点まで行けなかったら撤退やルートを短くなるよう変更するなど、最初から決めておくといいですね。