ニーモ タニってテント人気みたいだけど、実際どうなんだろう?
軽くて生地薄いみたいだけど、耐久性とか雨降った時の防水性とかどうなの?
数ある山岳テントの中でもひと際人気のあるニーモ(Nemo) タニ。
その人気から一時は通販などでは品切れが続き手に入れるのが困難でした。
この度2人用のニーモ タニ2Pを入手し、さらに使用した山で暴風雨に当たってしまったのでその使用感や体験をお話していきます。
初めて使った時が暴風雨でした(笑)
ニーモ タニの特徴
ここでは私が入手した2人用のタニ2Pについて話をしていきます。
スペック
ダブルウォールでは驚異的な軽さ
ニーモ タニの最大の特徴と言えばその軽さでしょう。
2人用のダブルウォールのテントであれば1.5~2㎏程度はあるのが一般的ですが、タニ2Pはなんと1.18㎏です。
1人用のタニ1Pだと驚異の1.06㎏
登山においては少しでも軽量化したいので、この軽さは魅力的ですね。
2人で寝ても快適な居住性
軽量化を意識しすぎても居住性が悪くなってしまっては残念ですよね。
その点このタニ2Pは170㎝ほどの人が2人で寝て、かつテント泊用ザックを2つ入れても十分快適に過ごせます。
入り口も広く前室もあるので、居住性は申し分ないです。
実際に軽量化を重視して居住性を落としたテントはあります。
例えばテラノバのソーラーフォトン2は849gの超軽量ダブルウォールテントですが、居住性には劣り2人では窮屈のようです。
一長一短であり、選ぶ際は何を求めるか、ということですね。
設営も簡単
設営もそれほど難しくなく、慣れれば10分ほどでできるでしょう。
1人でも問題なく設営可能です。
ただ付属のペグは5本しか入っていないので、心配な人は追加で購入するとよいでしょう。
5本あれば設営は可能です!
またグランドシートは別売りなので、初めて使う方は注意が必要ですね。
ニーモ タニで暴風雨を体験!雨漏れや倒壊は?
北アルプスの笠ヶ岳でニーモ タニ2Pを設営し、2人で寝ていました。
その夜中にとても強い雨が降り、強い風が吹いてきました。
雨と風の音で恐怖。
吹っ飛ばされるかと思いました。
比較的薄手の生地に軽いテントであるタニ2P。
浸水は覚悟していました。
が!!
なんと、中に水が垂れることはほとんどありませんでした。
生地に触れるとさすがに雨と結露で湿ってはいますが、それが垂れ落ちて中にかかることはありません。
さらに、風でかなり揺れてはいたものの、テントが飛ばされたり破損することも一切ありませんでした。
耐水性や耐久性に関しては劣るのかなと当初思っていましたが、完全に払拭されました。
ある程度の暴風雨であれば、きちんと設営すれば問題なく快適に使用することができます。
ちなみにファイントラックのカミナ モノポール(シングルウォールでワンポールのテント)を使用していた友人は半壊&水溜まりだったそう。
さすがにシングルウォールだと暴風雨は耐えられないみたいです・・・。
終わりに
以上の通り、ニーモ タニは非の打ち所がないような素晴らしいテントです。
軽さ、快適さ、耐久性を兼ね備えた優れものです。
強いてデメリットを挙げるなら、
・盗難の可能性が高い
という所でしょうか。
転売目的なのか、実際に盗難されるケースが多々あるようです。
対策として鍵をかけたり、名前やサインなどを書いてしまうというのも手です。
テントの購入を検討している人は、ぜひニーモ タニも候補に入れてみてはいかがでしょうか。
それでは!
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