前回は私の雪山登山グッズ、ギア編を紹介しました。
今回は私が雪山に行くときのウェアを紹介していきます。
使ってみて反省点などもありますので、ぜひ参考にしてください。
オノ氏の登山グッズ【ウェア編】
ハードシェル
ハードシェルはモンベルのダイナアクションパーカーというモデルを使用しています。
GORE-TEXなので防水性に優れ、かつ透湿性があり蒸れて気持ち悪いということはありません。
防風性も当然あり、これを着ていて身体が寒いということは今のところ少ないです。
また、ベンチレーションという脇を開放できるジッパーがあるので、暑くなったらそれを開けると快適です。
雪山用のハードシェルは他メーカーでも同じような機能だと思いますが、このベンチレーションは一度使ってしまうと必須だなと思ってしまいました。
フリース
フリースもモンベルの物を着用しています。
モンベルの中では防寒レベルが高いというわけではないフリースですが、軽量でそれなりに温かく、重ね着もするのでそれほど不自由に感じたことはありません。
登っていて暑くなったら真っ先にフリースを脱ぐので、軽いものを選んでおいて正解だったなと思っています。
インナー
インナーはモンベルのスーパーメリノウールの中厚手です。
セールしていたので購入しました(笑)
が、買っておいて大正解でした。
温かいですし着ていて気持ち悪くない。
雪山に天敵の汗もすぐ乾くので、汗冷えもしにくいです。
定価で税込7,480円とインナーとしては高価ですが、登山においてはインナーは一番こだわってもいい所かなと思います。
ちなみに、雪山でよく着用されるインナーとしてモンベルのジオラインがあります。
こちらも来ていたことはありますが、敏感肌の私としては自然素材のメリノウールのほうが着心地が良かったです。
ダウンジャケット
モンベルのスペリオダウンパーカーを使用しています。
軽量かつコンパクトになるので、予備の防寒具として持っていきます。
私が行くレベルの雪山ではあまり出番はなく、ザックの中で眠っていることが多いです。
ただ持って行かないのは不安なので、ダウンは軽量かつコンパクトがいいかと思いました。
(赤岳など、標高や難易度の高い雪山では不安かも)
これを使う前はユニクロのウルトラライトダウンを着用していましたが、それほど違いを感じませんでした。
特に登山用品にこだわりがなく、雪山は初級コースしか行かないなどであればウルトラライトダウンでも足りるかなと思います。
私が何度か雪山に行って思うことは、寒いのは身体ではなく手足など末端なので・・・。
アルパインパンツ
Milletのアルパインパンツを着用しています。
モデル名は忘れました・・・。
ボトムはCW-Xのタイツとアルパインパンツだけですが、特に寒くないです。
各メーカーのアルパインパンツと謳っているモデルで、防風防水透湿性があればいいのではないかと思います。
アルパインパンツ、アイゼンを引っかけて穴が開いてしまうパターンが多いです。
私もゲイターを履かずにアルパインパンツに穴開けてしまいました。
リペアシートで補修し普通に使用していますが、ちゃんとゲイター履きましょう。
レインウェア
レインウェアはMarmotです(こちらもモデル名分かりません・・・。)
雪山に限らず、レインウェアは必ず持って行きましょう。
雪山用ウェアは基本的に雨に強いですが、それでも念には念を入れたほうがよいです。
防寒着にもなりますので、常にザックに入れています。
靴下
SmartWoolの雪山用厚手靴下と、モンベルのインナーソックスの2枚履きです。
が、末端冷え性の私には寒いです。
風が無く快適で温かい雪山では平気ですが、雪山の中でも寒い場所だと足先が冷えてしまいます。
おそらく、SmartWoolの靴下は問題ないように思います。
メリノウールで生地も厚く、これ以上の保温性を持った靴下を探すのも難しいのかなと。
もう一つ、モンベルのインナーソックスが私には少し小さく、指先が締め付けられるような感覚があります。
それで血流が悪くなり、冷えてしまうのかも。
かといって靴下1枚は不安だし、厚手靴下が汗を吸収してしまったら最悪だと思っています。
次雪山行くときはファイントラックなどのインナーソックスを購入して試してみようと思っています。
雪山登山靴
雪山登山靴はスポルティバのトランゴタワーエクストリームです。
厳冬期用の登山靴なので保温性があり、コバも前後に付いています。
細身のモデルなので、店頭にて少し幅を広げてもらい、フィット感は良くなりました。
まだ雪山で2回しか履いていないですが、靴擦れもなく歩きやすいです。
寒さに関しては靴下で述べたように寒いと足先が冷えてしまいますが、靴下を変えて様子見ます。
手袋
手袋はモンベルのアルパイングローブです。
私の物はひとつ前のモデルで、現行品はGORE-TEX素材のようです。
雪山手袋も重ねて着用することが多く、こちらは元々ウールのインナーグローブが付いています。
手袋に関しては、5本指ではなく3本指のミトンにしておけばよかったと後悔しています。
5本指のほうが作業性に優れるとは言われますが、生地が厚いし重ねての着用だし、5本指でも作業難しいです。
それに作業するにしても親指と人差し指ぐらいしか使わないので。
3本指のほうが中指、薬指、小指がくっ付いていて保温性が高いです。
私は足先と同じく手先も冷えやすいので、寒いと5本指の手袋を着用していても手先が冷えてしまいます。
雪山手袋に関しては、私は3本指をおすすめします。
雪山でも歩いていると手も温かくなってきて汗ばむ時があります。
そんなとき用に薄手の手袋も持って行きます。
雪山で手袋を何もしていないと手が荒れるので、私は基本的に素手になることはありません。
帽子、ネックウォーマー、バラグラバ
帽子は頻繁に買い換えますが、今はモンベルの帽子を使用しています。
耳が冷えやすいので、耳が隠れるタイプにしました。
普通のニット帽でもいいですが、温かいので買ってよかってです。
ネックウォーマーはコロンビアを使っていますが、なんでもいいと思います(笑)
バラクラバはモンベルです。
こちらも好きなものを使えばいいと思いますが、バラクラバがあるのとないのとでは大違いです。
寒いときや風があるときは顔が痛くなるので、バラクラバがあると重宝します。
顔が隠れるので日焼け対策にもなりますしね。
私はネックウォーマーとバラグラバは両方持って行き、そのときの温かさによって付け替えます。
かさばるものでもないので。
ウェア編まとめ
私の雪山レイヤリングについて、胴体とズボン類はあまり寒くないので特に問題なさそうです。
胴体は内側からインナー、Tシャツ、フリース、ハードシェルの4枚が基本スタイル。
寒くなればダウンなどを着用し、暑ければフリースを脱いだりベンチレーションを開けたりして調節しています。
ズボンはタイツとアルパインパンツで今のところ問題なしです。
また、頭や顔も帽子、ネックウォーマー、バラグラバで何とかなっています。
ただ、手元足元については改善の余地がありそうです。
元々末端冷え性なので手先足先が冷たくなりがちです。
歩いていれば温かくなってきますが、止まるとすぐに冷たくなります。
今後、少しずつ快適登山を目指して改良していきます。
終わりに
雪山装備が揃っていない状態で軽い雪山に行ってしまったこともあるのですが(アイゼンなど最低限は持っていた)、やはり揃うと快適さが段違いです。
私も一通りの装備を揃えてそれなりに快適に雪山に行けるようになったので、最低限こればあればいいんだと参考にして頂けたらと思います。
雪山は危険過酷ではあるものの、そこで見ることができる景色は格別です。
行く際は装備を揃えて十分で万全な準備をしてから、ぜひその景色を楽しんでください。
それでは!
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