2020年10月、霊峰と呼ばれる白山へ登ってきました。
アルプスの山々からの白山の姿はよく見ることができ、離れているのにその雄大な姿には行きたいと思わずにはいられませんでした。
今回は白山についてお話していきます。
白山とは
白山は石川県、福井県、岐阜県の3県をまたがる標高2,702mの山です。
日本百名山のひとつであり、また花の百名山、日本三霊山にも選ばれています。
日本三霊山は富士山、立山、白山の三山です。
火山の雄大な雰囲気もありつつ、ハクサンイチゲなど白山の名が付いた高山植物が多々あるように、数多くの種類の花が咲くなど見所満載です。
ハクサンの名が付く花は約30種類もあるそうです。
山頂からは日本アルプスを始めとした山々や日本海など、バリエーションに富んだ景色が楽しめます。
白山へのアクセスについて
白山の登山口で最も有名なのが別当出合です。
7~10月のハイシーズンだと、この別当出合までの道がマイカー規制で自家用車が通れない日があります。
その場合はシャトルバスで別当出合まで向かうことになります。
シャトルバス運行期間外であれば別当出合まで自家用車で行けるようです。
白山 登山記録
1日目は午前9時前頃に市ノ瀬ビジターセンターに到着。
そこからシャトルバスに乗車しおよそ20分程で別当出合に到着します。
別当出合からすぐの橋を渡ると登山開始です。
登山道は難易度の高い場所は特にありません。
ただ登りの標高が1,500mとそれなりに登るので、体力は付けておいたほうがいいでしょう。
別当出合から3時間ほど登ると、南竜山荘に到着します。
山荘から少し離れたところにテント場があるのでそこでテントを設営し、必要な荷物以外はデポして山頂へ向かいます。
参考:オノ氏のテント泊グッズ
テント場は広々しており、かなりの数テントを張ることができそうです。
南竜山荘のトイレ(山荘の中のほう)は水洗で、キレイすぎて感動しました。
テント場にも屋外トイレはありますが、そちらは山のトイレといった感じです(笑)
夏場であればいろんな種類の花が見れるのでしょうが、登った時期が10月なので植物はあまりありませんでした。
その分紅葉やすすきの群生が美しかったです。
南竜山荘から1時間半ほど進むと室堂平に到着します。
室堂平には白山室堂ビジターセンターという大きな宿泊施設があり、テント場はありませんが山小屋泊の場合はこちらが最もメジャーです。
広い平地から鳥居と聖堂越しに見える白山の姿はなんとも神聖な雰囲気があります。
室堂平でひと休みし、いよいよ白山山頂へ向かいます。
室堂平から白山山頂まではおよそ1時間程です。
ここからの道はすべて絶景と隣り合わせなので、常に感動しながら進みました。
ただ、室堂平までの道とは打って変わって岩でゴツゴツした雰囲気になるので、気を付けながら進んでいきます。
そして、山頂到着。
運が良すぎるのか、山頂に着いたら雲がなくなって青空が広がりました。
山頂に着いた後は翠ヶ池を見ながらお鉢巡りをしたり、大汝山まで進むことができます。
しかしこの時は時間が遅かったため、翠ヶ池に少し近づいて眺めるだけに留め、ピストンでテント場まで帰りました。
日が沈む前(ギリギリ)に南竜山荘テント場へ到着し、1日目を終えました。
本当は余裕をもって戻るべきなんですけどね・・・。
時間配分が甘かったです。
2日目は6時半頃までにテントを撤収し身支度をしてから出発。
9時頃には別当出合へ下山しました。
そこからシャトルバスへ乗って市ノ瀬ビジターセンターに戻り、帰路につきました。
帰りは福井名物のソースかつ丼を堪能。
かなりのボリュームがあって登山後でも大満足でした。
終わりに
10月上旬のテント泊でしたが、雪もなくそれほど寒いとも感じませんでした。
防寒具としてウインドブレーカー、フリース、薄手のダウンを持って行きましたが、十分でした。
この時は時間配分のミスでお鉢巡りはできませんでしたが、山頂の雰囲気の良さや池の青色の美しさを見てしまったら勿体ないと思わざるを得ません。
次白山へ登るとしたらお鉢巡りは絶対したいです。
日帰りでも登ろうと思えば登れる山ですが、勿体ないので泊まりでゆっくり行くことをおすすめします。
体力はそこそこ必要ですが、難易度は高くないので初心者の方もしっかり準備をしておけば登れると思います。
夏でも秋でも素晴らしいので、ぜひいろんな時期に登ってみて下さい。
それでは!
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