童謡”夏の思い出”の歌詞にある、はるかな尾瀬。
そんな大湿原の尾瀬は登山やハイキングスポットとして大人気の場所です。
今回は様々な魅力の詰まった尾瀬について話していきます。
尾瀬の見どころ
木道歩き
木道歩き
尾瀬のハイキングコースは整備された木道をひたすら歩くことが特徴です。
ずっと木道であるため、とても歩きやすいです。
木道が伸びる先に見える至仏山、燧ケ岳の景色はなんとも魅力的。
登山する場合は目標の山をずっと見ながら歩くことができます。
これからあそこに登るのか・・・と鼓舞できたり、
燧ケ岳に向かう
植物
尾瀬は季節ごとに様々な植物が咲きます。
水芭蕉、ワタスゲ、ニッコウキスゲを始め、群生する花もたくさんあります。
花を楽しむのであれば、夏の時期に行くと良いでしょう。
秋になると紅葉です。
紅葉と言えばもみじやカエデなど、木になる葉をイメージしがちです。
尾瀬は木々も紅葉しますが、湿原の草も赤く紅葉します。
これは草紅葉と呼ばれ、9月中旬頃から色づき始めます。
水芭蕉
リュウキンカ
シラネアオイ(開花前)
ワタスゲ
動物
尾瀬には様々な動物が生息しています。
二ホンジカ、オコジョ、カモシカなどなど。
広々とした湿原に動物が現れると神々しさすらあります笑
また、所々ある池の中にはアカハライモリも生息しています。
きれいな水の中にしか生息しない生き物なので、水質の良さも目に見えますね。
ニホンジカ
アカハライモリ
山小屋
尾瀬は山小屋が数多くあります。
中でも山の鼻、見晴と呼ばれる地点には多くの山小屋があり、集落のようになっています。
尾瀬の山小屋は山小屋では珍しい、個室や浴室ありの小屋が多くあります。
山小屋とは思えないサービスの良さですね。
また、売店も充実しており、尾瀬でしか購入できない物もたくさんあるので、お土産選びも楽しめます。
弥四郎小屋
弥四郎小屋の部屋より、尾瀬小屋
尾瀬小屋にて乾杯!
2021年に尾瀬小屋ジョッキを制作したそうです。
弥四郎小屋にて、夕飯のとんかつ
夕暮れの尾瀬小屋
尾瀬ハイキングモデルプラン
ここでは尾瀬の魅力が詰まった尾瀬ヶ原へハイキングするモデルプランを紹介します。
- 登山口 鳩待峠
- アクセス 戸倉駐車場(駐車料金1日1,000円)より、バスまたはタクシーで鳩待峠まで(片道1,000円)
- 所要日数 1泊2日
- 主要コース
【1日目】
鳩待峠 (60分)→ 山の鼻 (90分)→ 龍宮小屋 (30分)→ 見晴 山小屋泊
【2日目】
見晴 (20分)→ 東電小屋分岐 (30分)→ 東電小屋 (30分)→ ヨッピ吊橋 (90分)→ 山の鼻 (90分)→ 鳩待峠
登山口の鳩待峠まではマイカー規制の為、自家用車で行くことはできません。
戸倉からバスやタクシーが出ているので、それを利用して鳩待峠まで向かいます。
(戸倉には尾瀬第一駐車場と第二駐車場があり、どちらからもバスとタクシーが出ています。)
駐車料金は1日1,000円。
バス、タクシーはどちらも片道1,000円
1泊2日の行程だと、駐車料金とバス又はタクシー代で合計4,000円です。
(駐車場:2日で2,000円 バス又はタクシー:往復2,000円)
この行程はすべて木道歩きです。
坂などアップダウンもなく、快適に歩くことができます。
その気になれば日帰りでもいける行程ですが、景色や植物、山小屋など、尾瀬を堪能するのであれば泊まりで行くことをお勧めします。
宿泊地である見晴には山小屋がたくさんあります。
宿泊しない山小屋でもお土産などは見れますので、色々巡って楽しむと良いでしょう。
山小屋に荷物を置いて散歩したり、お風呂で癒されたり、山小屋を巡ったり・・・楽しみ方は様々です。
尾瀬の山々
尾瀬には2座、日本百名山があります。
先程から名前を出してはいますが、至仏山と燧ケ岳です。
それぞれ紹介していきます。
至仏山
見晴より、朝の至仏山
至仏山は標高2,228mの山で、尾瀬の西部に位置します。
例年、開山するのが7月1日からで、それまで入山規制により登ることができません。
ただ、ゴールデンウィークの期間のみ開山しています。
(ゴールデンウィーク終わり~6月30日までは植生保護のため、入山規制)
ゴールデンウィーク期間及び7月上旬はまだまだ雪が残っているため、アイゼンなどの準備をしておきましょう。
特に、ゴールデンウィークは雪山なので、それ相応の装備が必要です。
燧ケ岳
池に映る燧ケ岳
燧ケ岳は標高2,356mの山で、尾瀬の東部に位置します。
赤ナグレ岳、柴安嵓、俎嵓、ミノブチ岳、御池岳の5つのピークがあります。
歩ける範囲にすべてのピークがあるので、ぜひ踏破しましょう。
最高地点は2,356mの柴安嵓です。
見晴から往復5時間程なので、見晴を拠点に燧ケ岳登山をするのも良いですね。
終わりに
尾瀬はとにかくいろいろな楽しみ方ができます。
のんびりハイキングするも良し。
がっつり登山するも良し。
花を愛でるも良し。
山小屋を楽しむも良し。
時期によって植物や景色も全然違うので、何度行っても楽しめるでしょう。
尾瀬でやりたいことを妄想し、ぜひ足を運んでみて下さい。
それでは!
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